mail
メール
こちらから

「家族だからやらなければ」に縛られない。介護のリアルについて話しました

「ともに」について26/01/05

介護が始まると、多くのご家族が口にされる言葉があります。

「自分がちゃんとやらなきゃ」「家族だから、できることはしないといけない」。

誰に言われたわけでもないのに、いつの間にか理想の家族像を背負い込み、自分を追い込んでしまう。

支援の現場にいると、そんな姿に出会うことがあります。

今回は、訪問介護管理者の赤崎と、ヘルパーの古角ともに「家族の“ちゃんとやらなきゃ”という思い」について話をしました。

現場で感じているリアルな声を、そのままお届けします。

「自分がやらなきゃ」と思ってしまう理由

藤原:ご家族は、支援につながる前も、つながってからも、「自分がやらなきゃ」と自分を責めてしまうことがありますよね。実際、家族がするべき介護はどこまでという線引きもありません。

赤崎:必要以上の責任を感じている方は少なくないですね。特に状態が重くなってくると、「これは自分がやらないといけない」と思われる方が増えていく印象があります。ヘルパーが入っていても、少しずつ家族が関わる範囲を広げていくケースもあります。

古角:ヘルパーの仕事を取っている、というより、「覚えておかないと」「自分が一番近い家族だから」という責任感から来ているように感じます。とても自然な気持ちだと思います。

藤原:一方で、お任せしたいと言われるご家族もいますよね。その違いは、どこから生まれるんでしょうか。

赤崎:性格や、これまでの家族関係も影響しますね。ただ、どちらが正しいという話ではなくて、支援する側としては「抱え込みすぎて疲れてしまう」ことを避けたいと思っています。

任せきれない・頼みきれないというすれ違い

藤原:ご家族が疲れてしまうのは、どんな場面が多いですか。

古角:利用者さまご本人が「ヘルパーさんに頼みにくい」と言われている場合もあれば、ご家族が「きっと嫌がるだろう」と先回りして判断していることもあります。心配だからこそ、関わりが増えていくのだと思います。

赤崎:ヘルパーが来ている時間にご家族が同席されることもありますが、時間をずらして「関わる人を増やそう」と配慮されているケースもあります。全部を自分で抱えない工夫を、無意識にされている方もいますね。

藤原:現場から見て、「もう少しヘルパーに任せてもいいのでは」と感じることはありますか。

赤崎:私たちが行う介護には、ケアマネジャーが立てたプランがあって、その中で家族がどこまで関わるかは、とても繊細なんです。プランに入っているけれど、実際には家族がやっている、という場面もあります。

古角:最初に「ここはヘルパーが行います」「ここはご家族にお願いします」と整理できていると、お互いに楽になります。でも、そこまで明確に話せていないことも多いですね。

日常の小さなやりとりが、負担を軽くする

藤原:日常の中で、起こりやすいすれ違いはありますか。

古角:買い物はご家族とのコミュニケーションが必要だと思いますね。時間や距離の関係で、買い物をご家族にお願いすることがあります。ただ、利用者さまの好きなものばかりを買ってきてくださると、結果的に毎日似たようなメニューになってしまうこともあります。

赤崎:調味料が少し増えるだけで、同じ材料でも料理の幅は広がるのですが、お互いに言葉にしておかないと伝わりにくい部分でもあります。

藤原:そうしたズレは、どうすれば防げるでしょうか。

古角:一言声をかけてもらえるだけで助かります。「今こんな感じでやっていますけど大丈夫ですか?」とか、「何かあったら言ってください」と伝えてもらえると、それだけで全然違います。

赤崎:ノートを置く提案をすることもあります。最初は「そこまでしなくても」と言われることもありますが、書いてもらえると、家族にお願いしたいことも伝えやすくなります。

藤原:日常の中には、ケアマネジャーにプラン変更をお願いするほどではないけれど、細かな困りごとがたくさんありますよね。

古角:そうなんです。「スポンジ1個欲しい」みたいなことを、わざわざご家族にご連絡するのも気が引けてしまう。ただ話したいのは、そういった本当にささいなことでもあるんです。

赤崎:例えば電化製品を新しくする際など、「どんなものが使いやすいですか?」と声をかけてもらえると、とても助かります。経済的な事情も含めて、率直に話してもらえると調整しやすいです。

👩 👨 👵 👴 👩 👨 👵 👴

ご家族の「ちゃんとやらなきゃ」と思う気持ちは、とても大切なものです。

ただ、それを一人で背負い込まなくてもいい場面が、実はたくさんあります。

介護は、家族だけで完璧にやり切るものではありません。

支援する側も、家族の思いや事情を聞きながら、一緒に形を探していきます。

「ここまでで大丈夫かな」と思ったときこそ、遠慮なく声をかけてください。

ともにはご家族の“ちゃんとやらなきゃ”を緩め、利用者さまにとっても、ご家族にとっても、長く続けられる介護をご支援してまいります。

∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴
ともにでは、利用者さまに寄り添い、
日々の暮らしをあたたかく支える
訪問介護・訪問看護・居宅介護サービスを提供しています。
 
 

カテゴリー

タグ

  • 最近の投稿

  • カテゴリー

  • タグ

  • アーカイブ

  • Contact

    お問い合わせ

    お気軽にお問い合わせください。

    「ともに」に問い合わせる

    086-250-7810

    (居宅介護支援)

    086-250-5255

    (訪問介護)

    086-250-0015

    (訪問看護)

    086-956-3315

    (あかいわ訪問看護ステーション)