こんにちは!ともに介護事業責任者の藤原です。
厳しい暑さが戻り、10月とは思えない気候が続いています。
利用者さまやヘルパー、ヘルパーの家族にも体調不良者が多く、この時期の体調管理の難しさを感じます。
さて前回このブログでは、ケアマネジャーの谷口と住田に、介護を担うご家族が抱くことの多い悩みについて聞きました。
👉介護が必要になった家族の世話は誰がする?理想の介護について話しました
そこで浮き彫りになったのは、ご家族が抱く介護の悩みは、十分に共有できていないということ。
そこで今回はよくあるご家族のお悩みとして、ヘルパーやデイサービスを利用する際の、利用者さまと周囲の人との「人間関係」に関する悩みについて聞きました。
「気持ちよく過ごしてほしい」、「無理に合わせたくない」ご家族と利用者さまの想い
藤原:前回は介護の理想の形は、利用者さまとご家族の数だけあるといったお話をしましたね。
住田:理想も悩みもそれぞれでした。
谷口:同じケアマネジャーであっても住田さんの話には驚くこともあり、ご家族の悩みはもっと共有していきたいと思いましたね。
住田:一緒に働いていても、意外と知らないこともあったんですよね。
藤原:介護のプロで、しかもこんなに近くにいても知らないんですから、「ご家族はもっと他のご家族の介護について知ることができていない」と考えなければいけません。
谷口:私たちも「当然知っているだろう」という思い込みを捨てて、お伝えしていくべきだと思いました。
藤原:前回はご家族の理想の介護について話しましたが、今回はヘルパーやデイサービスを利用した利用者さまや、ご家族の悩みについて聞いてみたいと思います。
住田:ヘルパーと信頼関係が築けなかったり、デイサービスで周りの利用者さまとうまくなじめないといったお悩みは多いですね。
谷口:ご家族としては気持ちよく、楽しく過ごしてほしいと思っているのに、ご本人の気持ちが向かないことは珍しくありません。
藤原:ともににも、看護師やヘルパーとうまくいかないというお悩みが寄せられることがあります。
住田:「自分のペースを乱されたくない」、「急に知らない人と仲良くしろと言われても困惑する」という利用者さまの気持ちもわかるし、ご家族の「少しでも誰かの手を借りて、介護の負担を減らしたい」というお気持ちもわかるだけに難しい問題ですよね。
前向きなマッチングや情報提供をしています
藤原:お2人はケアマネジャーとして、ご家族から「ヘルパーと合わないようだ」、「デイサービスに馴染もうとしない」といったご相談があったらどうしますか?
住田:いずれにしてもまず利用者さまのお話をしっかり聞きます。もちろんご家族にもどのような状況か、おうちでの利用者さまの様子はといったことをお伺いして、改善点を探ります。
谷口:離れて暮らしているご家族は、「日中誰とも話をしないと認知症になってしまうから」といった理由でサービスの利用を希望されている場合もあるのですが、利用者さまご自身は人間関係のわずらわしさや、新しい環境に前向きでないこともあるので、利用者さまとご家族の思いを伺ったうえで、内容の見直しをしますね。
住田:ヘルパーやデイサービスを利用しないと生活が成り立たない場合は、そのことも利用者さまに説明します。
藤原:利用者さまの安全が確保されていること、納得されていること、ご理解いただくこと、ご家族の考え方を大切にしていくということですね。
谷口:そうです。その上で今の状況は変えた方が良いと判断したら、ヘルパーや施設を変更できないかを検討します。
藤原:他にはどのような解決方法がありますか?
住田:ヘルパーもそうですが、デイサービスも合うところとそうでないところがあると思うんです。ただAというデイサービスが合わなくても、Bなら合うというケースは少なくないので、利用者さまの個性やご相談内容とデイサービスの特徴を照らし合わせて、「ここなら合うかもしれない」といったところを探します。
谷口:デイサービスに問い合わせて、こういった相談が寄せられているが対応できるだろうか?といった相談をすることもありますし、ケアマネジャー自身がデイサービスの特徴を把握していて、提案することもありますね。
藤原:利用者さまの訴えを聞き流さず、ご家族のご負担に寄り添い、最善の方法を見つけていくということですね。
住田:人と人とのマッチングなので、100%満足していただけるかと言えば決してそうではありませんが、不満や違和感は放置せず、ぜひご相談いただけたらと思います。
藤原:利用者さまもご家族も、孤立させない支援をしていきたいですね!
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