こんにちは、「ともに」介護事業責任者の藤原です。
今年の夏もまた、暑さの記録を更新。
利用者さまはもちろん、介護に携わるスタッフも危険にさらされることが増えています。
そこで今回はケアマネジャーの谷口と、利用者さまの暮らしと私たち職員の両面から、この夏の暑さにどう向き合っているかについて話しました。
利用者さまが安心して夏を過ごせるよう、そして支える職員が安心して動けるように。
「チームともに」の日々の工夫を、ぜひご覧ください。
「暑いね」のひと言から始まる、連携のチーム力
藤原:今年の夏も暑かったですね。利用者さまが安心して過ごせるように、現場ではどんな対策が取られていますか?
谷口:ここ数年で、エアコンをつけていないお宅は減ってきましたね。でも一人暮らしの高齢者は水分をとるのを忘れてしまったり、暑さに気づきにくかったりするので、日常の声かけが本当に大切です。
藤原:室内でも体感温度の違いがありますよね。掃除や入浴介助のとき、職員は汗だくになりながら動いていますし。
谷口:だからこそ、職員がまずしっかり対策をして、利用者さまにも「冷房をつけましょう」「お水を飲みましょう」とお伝えできるようにしています。現場ではそれぞれ工夫していますよね。
藤原:はい。以前は首元を冷やすグッズを支給したり、今も冷蔵庫に飲料を用意して「出発前に飲んでね」と声かけしたり。ともにの熱中症対策は、親会社の建設業の仕組みを参考にしていて、体調管理の視点がしっかりあります。
谷口:利用者さまとの契約時に「暑さ対策として水分補給をします」「マスクは場面に応じて外すこともあります」と事前に説明しておくのも、スムーズな支援につながっています。
支援者の体調管理も、支援のひとつ
谷口:実は職員の側にも、夏ならではの負担が多いんですよね。
藤原:マスクもそうですね。感染対策としては緩和されていますが、「マスクを外すことに抵抗がある利用者さまもいらっしゃるのでは」と、あえてつけ続けている職員もいます。
谷口:相手に不安を与えないように、安心材料としてマスクを使っているという人も多いですね。
藤原:訪問中は水分補給のタイミングにも気を遣っていますよね。ずっと対面していると飲みにくいので、掃除中など利用者さまから離れたときに、さりげなく一口飲むようにしていたり。
谷口:そうですね。訪問先への移動中も、車でエアコンをつけても冷える前に次の場所に着いてしまうので、結局窓全開で回ることもあったり。
藤原:本当はもっと機能的なグッズも使ってほしいんですけど、職業柄、対人の印象や安全性にも配慮しないといけないんですよね。
「自宅で暮らし続ける」ことを支えるために
藤原:ご家族と離れて暮らす方の中には、脱水症状で緊急搬送されたケースもありましたね。
谷口:ありますね。買い物帰りに急に足に力が入らなくなってしまったり。でも、私たちができるのは「水分をとってくださいね」「冷房をつけましょう」といった、日々の声かけしかありません。
藤原:ご夫婦で暮らしている方でも、元気な方が「そんなに飲まなくていい」と止めてしまうこともあると聞きますよね。
谷口:だからこそ、ヘルパー、看護師、リハビリ、ケアマネが、それぞれの訪問のたびに声をかけ続けています。それでも隙間は生まれるので、「少し様子が変かな?」と思ったときには、すぐに共有し合い、利用者さまの状況や必要に応じて対策を行っています。
藤原:ともには、こうした連携がしやすいのが大きな強みです。ヘルパー、看護師、ケアマネがワンフロアで日々顔を合わせているからこそ、ちょっとした気づきも共有しやすく、「暑いね」「水飲んでる?」といった何気ない言葉が、命を守る支援につながっていると実感しています。
谷口:この夏も、そうした日々の積み重ねと連携で、なんとか無事に乗り越えることができましたね。
藤原:暑さは年々厳しくなっています。これからも日常の声かけや気づき、そして関係機関との連携を大切にしながら、利用者さまが安心して暮らし続けられるよう、支援を続けていきましょうね!
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