こんにちは!ともに管理者の藤原です。
ともにでは新型コロナの流行以降、例年とは異なる様々な変化に対応してきました。
特に利用者さまの安全を真っ先に考えてきたケアマネジャーは、たくさんのことを感じていたようです。
今回はケアマネジャーの3人が、現場での対応や利用者さまとの関係づくりについて話しました。
不安を取り除き、気持ちで寄り添う介護を
藤原:新型コロナの流行で、変わったことはありましたか?
竹原:制度については介護保険の更新が延長されました。関係機関の運営が停止して身動きできない状況だったので、これは助かりました。
藤本:状況とともに、意識も変わりましたね。ご訪問が多い仕事なので、自分が感染源にならない行動を心がけるようになりました。
谷口:外部の方との接触を避けている利用者さまもおられるので、訪問の際はまずお会いできるかどうか、改めて確認しました。
竹原:利用者さまは「会いたくない」という気持ちがあれば、訪問をキャンセルすることができるんです。ただ「いつでも電話してね」ということはお伝えして、ご無事でおられるか、困っていないかは電話で確認しています。
藤本:訪問は受け入れてくださっても、やっぱり不安な方もおられるんですよね。その場合は玄関先でお話ししたり、しっかり除菌するところを確認していただいて、その上でご自宅に入るようにしています。
谷口:不安をゼロにすることが最優先ですね。
県外のご家族と連携しながらの対応
藤原:これまでと違う対応が必要となったことで、大変だったことはありますか?
谷口:ご家族が県外におられる利用者さまは、孤立されていないか心配でした。
竹原:病院の受診など、デイサービスやヘルパーが支援しきれないサポートをご家族がされている利用者さまもおられるんです。ただ「県外からご家族を受け入れた場合は、2週間デイサービスを利用できない」時期もあって。
藤本:やむをえず県外からご家族が帰ってこられた利用者さまもおられたんですが、デイサービスを利用できない期間、入浴や食事などをどうされているか気がかりでしたよね。
竹原:イレギュラーな状況が続きましたが、ともにでは「利用者さまが困っていないか」ということを判断基準にしていました。県外のご家族と連絡を取り合って、普段とはちがう対応をした利用者さまもおられます。
藤本:お一人で暮らしている利用者さまも多いので、定期的に確認できるのはケアマネジャーだけ、というケースもあるんです。
谷口:訪問介護もデイサービスも利用されていない高齢者もたくさんいらっしゃるので、振り返ってみると「ケアマネジャーしか安否を把握できない」綱渡りのような状況だったと思います。地域の高齢者の情報を、もう少し広く共有できるようになるといいですよね。
藤原:ケアマネジャーの負担は大きかったと思いますが、今回のことをきっかけに、よりよいサービスや制度の改善につなげていけるといいですね。引き続きよろしくお願いします!