こんにちは、ともに管理者の藤原です。
ともに訪問看護ステーションには、3月から新たに看護師の山邊(やまべ)が加わりました。
4月からは三島に変わって管理者に就任しています。
今回は入社わずか3ヶ月目にしてすでに手腕を発揮している、看護師歴30年を超える大ベテランをご紹介します!
「患者さまやご家族は、ご自宅でどうされているんだろう?」の気持ちが訪問看護への後押しに
藤原:”新入社員”ですが、実は大ベテランなんですよね。
山邊:ベテランといいますか…看護師歴は長いですね。
藤原:もともとは大学病院に14年間勤めていたと聞きました。
山邊:消化器、内科、外科、耳鼻科、口腔外科、小児科、脳外科のほか、一般外来や定期検診なども担当しました。
藤原:そこでの経験の後、訪問看護を選んだ理由は何ですか?
山邊:大学病院で勤めていたとき、神経難病の方が通院されていたんですが、いつもご家族がお一人で付き添っておられて。当時は介護保険もできたばかりの頃だったので、ご自宅でのケアは大変だろうと思っていたんです。それで自宅でのケアや生活、支援に興味を持ったことが、在宅医療に関わったきっかけですね。
藤原:往診に携わった後、訪問看護に変わったんですね。
山邊:往診は訪問看護ほど時間がかけられませんし、病気以外のことが見えづらくて。それでじっくり利用者さまに向き合える訪問看護を選びました。
藤原:長い経験を通して、自分の目指す看護がはっきりしてきたんですね。
若いスタッフをサポートし、岡山の訪問看護を活発に
藤原:病院と訪問看護の違いは大きいですか?
山邊:ひとたび現場へ出ると、すぐに質問できる医師や先輩看護師はいませんし、サポート機器なども揃っていないので、最初は不安が大きかったですね。
藤原:訪問看護に携わる人が、まず向き合う課題ですね。
山邊:そうです。ただ私は工夫しながらないものを補ったり、医師や先輩など電話でつながった人からアドバイスしてもらいながら状況を変えていくことを楽しめる性格だったので、この仕事に向いていたのかもしれないと思います。
藤原:訪問看護の看護師はみんな、そうやって自分で道を切り拓いていける資質が必要だと思いますか?
山邊:そんなことはありません。昔は訪問看護というと、一通り病院で勤務してきたベテラン看護師がするものという認識もあったんですが、全国的にも若くして訪問看護を専門とする看護師は増えてきていて。
藤原:ともににも増えてきましたね。
山邊:そうなんです。現場での経験が少ないとわからないことも多いと思うのですが、訪問看護は基本的に1人で利用者さまを担当しているので、周りに相談できずに悩みを抱え込んでしまいがちなんですよね。
藤原:医療現場での経験が少ないから仕方がないことなんですが、本人は「それじゃいけない」と思ってしまうケースは多いですね。
山邊:そうなんです。ですからこれからはサポート体制を整えて、若いスタッフが活躍しやすい仕事になればいいと思っていて。若い方でもベテランでも、どんな性格でも続けられる環境を作りたいと思っています。
藤原:全国的に見ても、岡山には若い管理者が少ないですもんね。
山邊:今後さらに人材が必要になる業界ですから、若い管理者も増やさなければいけません。ベテランの知識をしっかり吸収して、困ったことは気楽に相談して、元気に成長してくれたらと思います。
藤原:ともにもスタッフの年代が幅広くなってきましたから。次世代の育成は私たちの仕事でもありますね。がんばりましょう!
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