こんにちは、ともに管理者の藤原です。
暖かな季節を楽しむ間もなく、夏日が到来していますね。
春に入社した新人の皆さんも、お疲れが出るころではないでしょうか?
このブログでは最近、ともにで迎える新人の看護師やケアマネジャーに対する考え方や、どのように育成しているかをお話ししてきました。
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3回目となる今回は、訪問介護に携わるスタッフについて、管理者の赤﨑に話を聞きました。
施設と訪問介護では、ヘルパーの心がまえは大きく違う
藤原:4月からヘルパーステーションの管理者ですね。
赤﨑:スタッフの人数が増えてきたので、藤原部長が兼務していた仕事をお預かりしました(笑)。体制が変わることはないのですが、更なる成長を見越した組織を作っていきたいと思っています。
藤原:頼もしい!新しい方もお迎えしたいので、今回はヘルパーの育成について教えてください。
赤﨑:わかりました。全く違う業界から介護に関わる資格を取得して、ヘルパーとして転職される場合や、これまで入居型や通所型の施設で勤務されていた方が転職される場合と、大きく2パターンありますね。
藤原:異業種から転職された方はゼロからのスタートになりますが、施設での勤務経験がある方も、新人さんと考えた方が良さそうですか?
赤﨑:もちろん介護についての知識や経験は十分活かせると思いますが、意識の面では新しいことが多いと思います。
藤原:例えばどんなことですか?
赤﨑:そうですね、施設だと設備も充実していますし、一人では難しいと思ったら、頼れる仲間もすぐ近くにいます。訪問介護の場合は基本的には一人なので、「今、考えられる最善の方法」を常に思い浮かべておくことなどでしょうか。
藤原:どちらが楽、あるいはどちらが良い、といえるポイントはありますか?
赤﨑:施設か訪問介護か、という問題については、完全に適性だと思っています。
藤原:良い悪いではないんですね。
赤﨑:そうです。チームプレーが得意な方や、常に広い視野で全体を気にかけることのできる人は施設が向いている一方で、目の前の利用者さまに集中したいと思う方や、より深い関係性の上で役に立ちたいと思う方は、訪問介護に向いているのではないでしょうか。
藤原:では施設で働いていて「介護の仕事は自分に合わない」と思う方でも、訪問介護なら力を発揮できる、という場合があるんですね。
赤﨑:反対のパターンもたくさんあるので、施設で働いている方や、訪問介護に携わっている方で「自分には介護は向いていない」と思っていても、環境を変えれば生き生きとされていることは少なくないので、ぜひ適性を見極めて活躍していただきたいですね。
生活を支えるプロフェッショナルとして
藤原:介護保険とともにヘルパーなど、訪問介護に携わる方のあり方も変化してきたように思いますが、ともにではヘルパーにはどんなことが必要だと考えていますか?
赤﨑:ヘルパーという仕事ができたころは、家事や身の回りのことを手伝ってくれる「お手伝いさん」という意識が強かったと思うんですね。
藤原:そうでしたね。家事に慣れた方なら誰でもできる、といった打ち出し方をしていた記憶があります。
赤﨑:私たちが介護の仕事を始めたころはそうでしたよね。けれど時代が変わって介護保険が整備されたことで制限も増えて、ヘルパーには「気づく力」という、目に見えない力が求められるようになったと思うんです。
藤原:ケアマネジャーが作成するプランに記載しないような些細なこと、利用者さまやご家族があえて言葉にはしない小さな違和感といったところでしょうか。
赤﨑:まさにその通りです。自分がこうしてあげたいではなく、「今、目の前にいる利用者さまは何を求めているんだろう?」というところに思いをめぐらせ、利用者さまの生活全般を支えるプロフェッショナルとして、柔軟に寄り添える方がいいですね。
藤原:経験が少ないと難しいでしょうか。
赤﨑:確かに難しさはあると思います。ただヘルパーは利用者さまとの関係上、孫や娘のような立場だったり、続けているうちに利用者さまご自身の年齢に近づいていったりすると思うのですが、その時々で相手のことを想像できることが大切なんじゃないでしょうか。
藤原:豊富な経験はなくても、相手の立場に立ってみるという姿勢ですね。
赤﨑:知識や経験以上に、訪問介護に携わる人にとってはその気持ちが大切だと思います。
藤原:本当ですね。また新しい方をお迎えするときは、経験豊富な仲間でサポートしながら、その思いを伝えていけたらいいですね。
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