こんにちは!ともに管理者の藤原です。
ともにでは昨年も多くのスタッフを迎え、たくさんの新しい利用者さまやご家族と出会いました。
2018年にスタッフ5人で訪問介護ステーションを立ち上げて以来、居宅介護事業と訪問看護ステーションを加え、さらに昨年末にはあかいわ訪問看護ステーションもオープン。
先月のブログではオープンにあたり、地域が抱える課題に対してどんな想いで、どのような未来を描いているのかをお伝えしました。
そこで今回は年始にあたり、岡山市にあるともにの介護・看護・居宅それぞれの管理者が、どのような思いで2023年を迎えているかを聞いてみました。
情報共有でサービスの向上を目指して(居宅介護事業 管理者・谷口)
藤原:現在5人という、かなりの大所帯になった居宅介護事業ですが、人数が増えたことで変化はありましたか?
谷口:ケアマネジャーはもともと個人で動くことが多いので、スタッフが増えたことで自分の仕事が変わったという感覚はありません。
ただ3人だった以前は珍しくなかった「ケアマネジャー全員が集まる」ということが、5人になってほとんどなくなったと感じています。
藤原:利用者さまの都合に合わせて動いていたり、コロナの影響で在宅ワークをしていたりして、全員が顔を合わせる機会が減ったんですね。
谷口:そうです。会っていればその日のうちにフィードバックできることが、次の日や次の週になるなど、タイムラグが生まれているなと感じました。
藤原:実際の業務に支障は出ましたか?
谷口:大丈夫です。3人でも4人でも、まずは集まれるスタッフで情報共有して、不在のスタッフにも誰かが伝えるというやり方で、「知らなかった」ということがないように努めてきました。
藤原:なるほど。これからは利用者さまも増えそうですし、ますます情報共有は重要になりますね。
谷口:ともにの訪問介護や訪問看護、さらには他の事業所の方々や医療機関とも漏れのないよう情報共有して、福祉のネットワークの中で、困っている方々をしっかり受け止めていきたいと思っています。
藤原:2023年も強力な連携をお願いしますね!
できるだけたくさんのスタッフが、一人の利用者さまと関われる体制に(訪問看護 管理者・山邊)
藤原:訪問看護ステーションでも、高齢者から障がい者の方へとサービスをご提供する対象が広がってきましたね。
山邊:利用者さまについては障がい者の方も増えてきましたし、私達スタッフで言えば、リハビリのスタッフが増えたという変化がありました。対応する領域が広がり、看護師にはより多くの知識が求められていると感じています。
藤原:私たちにできることが増えたことで、一人の利用者さまに対して介護士とリハビリを担当する理学療法士、そして看護師が関わっているといったケースが増えてきましたよね。
山邊:利用者さまにとって、とても良い環境が整いつつあると感じています。職種別にたくさんの支援者が関わることも大切ですし、私たち看護師も、できるだけ全員が一人の利用者さまと関われるようにしたいと思っています。
藤原:「慣れたスタッフに来てもらいたい」という声もありますが、多くの人が関わることが大切ですよね。
山邊:そうなんです。万が一、いつもご訪問しているスタッフが行けなくなったという場合でも利用者さまの安全を守れますし、より多くの人が見ていることで、気がつけることも増えますから。
藤原:訪問看護の中でも、リハビリと看護では異なる視点があることで、関わりにも厚みが生まれますよね。
山邊:連携して利用者さまに関わっていくことで、お互いの領域の知識を深められていることにも最近気がついたので、今年はそこをもっと活用していきたいですね。
藤原:多くの人が関わることで、最後まで利用者さまの人生を支えていけるネットワークを構築したいですね。
人生の最期に立ち会うとき(訪問介護 管理者・藤原)
谷口:普段はともに全体の管理者という立場でお話しされていますが、訪問介護の管理者として、感じていることはありますか?
藤原:最近特に感じるのは、訪問介護は人生の終わり、最期に立ち会うことが多いということですね。
山邊:看護やリハビリは多くても1日1回ですが、介護の場合は朝昼晩とご訪問することもありますし、利用者さまとプライベートな空間でお会いすることが圧倒的に多い立場ですから。変化に気づきやすいという側面はありますよね。
藤原:そうなんです。スタッフ同士で話をしていると、おかしいと感じたときの対応も、救急車を呼ぶことも、それぞれが経験を積んでいるなと感じます。
谷口:ご家族が慌ててしまったときでも、介護士がサポートできると安心してもらえますよね。
藤原:もしも最期に立ち会うことになったら、ご家族の不安を拭い、満足のいくお別れをサポートできる立場になりたいとも思うんです。難しいけれど、人生の最終章に関わった私たちだからこそできることがあるんじゃないかと思って。
山邊:病院でもそうですが、大切な方が亡くなっていくときというのは、呆然と見ているだけじゃなくていいんですよね。
藤原:背中や首に手をあて、ご家族の胸の中で息を引き取ることができたら、どんなにいいだろうと思うんです。
谷口:ともにの連携があれば、きっとそのサポートを必要とするご家族も支えることができますよね。
藤原:私たち自身の知識や技術をもっと高めながら、より利用者さまやご家族の力強い支えになっていけるよう、今年もみんなでがんばりましょうね!
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ともにでは利用者さまに寄り添い、
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