こんにちは!ともに管理者の藤原です。
ともにでは、2020年6月に作業療法士と理学療法士を迎え、リハビリのサービスをスタートしました。
それ以来、利用者さまや関係者からの評価も高く、今後も看護や介護と連携を深めながら、ご要望にお応えしていきたいと考えています。
今回は、ともにでリハビリを担当する理学療法士の太田に、病院やデイサービスなどの介護施設、訪問で行われるリハビリの違いについて聞いてみました。
病院・介護施設・訪問看護のリハビリには、それぞれ特徴があります
藤原:太田さんは病院、介護施設、訪問でのリハビリを経験されてきたんですよね。
太田:そうです。最初は病院に勤めていて、デイケア、デイサービスを経て、ともにで訪問に携わりました。
藤原:それぞれに違いは感じますか?
太田:どれも「リハビリ」なんですが、目的も環境もすごく違いますね。まず病院は、「良くなっていく」ことが前提なんです。だからリハビリによって回復が促進されたといった成果がなければ全く意味がなくて。私自身もそれを目標に患者さまに向き合っていました。
藤原:介護施設は病院と違っていましたか?
太田:施設では慢性的な疾患のある方が多いので、現状維持をしつつ、困っていることやつらいことがひとつでも減ったらいいな、という思いでリハビリに取り組んでいました。
藤原:向き合うというより、寄り添うリハビリになっていくんですね。
太田:そうです。病院から施設に変わったころに、リハビリ対する自分の気持ちも変わっていったように思います。
利用者さまとご家族のためのリハビリ
藤原:ともにで訪問に携わって、さらに変化はありましたか?
太田:現状維持に加えて、「生活のしやすさ」と「介護や介助する人の負担を減らす」ということも気にかけるようになりました。
藤原:ご自宅やご家族との関わりが大きい訪問ならではですね。
太田:そうなんです。ご家族が困っていることや、利用者さまが動きづらさを感じていることを聞いて、それを少しでも解決に近づけられるようなリハビリを意識していますね。
藤原:なかなか変化が感じられないときに、焦ることはありますか?
太田:リハビリだけの関わりだと焦っていたかもしれませんが、訪問は生活全体から過ごしやすさを解決していけるので、焦ることはないですね。話を聞くだけでも気持ちの負担が減って、利用者さまは「やってみようかな」と前向きになれたりするんです。
藤原:ご本人の気持ちが前向きだと、ご家族も少し楽になりますよね。
太田:気持ちが後押しするところは大きいですね。訪問をするようになって一層、筋トレや体を動かすだけがリハビリじゃないと思うようになりました。
藤原:医療機関や他の施設との連携はもちろんですが、ともにの中でも介護や看護のネットワークを密にしていくことで、他ではできないリハビリが可能になっていくと思います。今後もともにらしい、リハビリを続けてください。
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