こんにちは、ともに管理者の藤原です。
ともに訪問看護ステーションには、2022年1月に作業療法士の廣末(ひろすえ)が加わりました。
今回は幼い頃から人の心に寄り添う介護を目指してきた、リハビリのプロをご紹介します!
自分が関わることで、少しでも元気になってもらえたら
藤原:幼い頃から介護の仕事に興味を持っていたと聞きました。
廣末:私が小学生の頃、祖母が施設に入所したんです。
藤原:高齢者向けの施設で、介護を受けながら生活されていたんですね。
廣末:そうなんです。それで時々母と面会に行っていたのですが、祖母に関わってくださっていたスタッフさんがとても素敵な方たちで。
藤原:おばあさまを大切にして下さっている様子を見られると、ご家族は安心できますよね。
廣末:そうなんですよね。ホッとしたのと同時に、スタッフさんがみんなとても楽しそうに利用者さまと関わっていたのも印象的だったんです。それで施設で働くのは楽しそうだと考えるようになりました。
藤原:ヘルパーではなく、すぐリハビリの仕事に関心を持ったんですか?
廣末:介護について、いろいろ調べてリハビリのことを知りました。リハビリって何?というところから、利用者さまの回復をサポートする仕事であることを知って。自分が関わることで利用者さまがより元気になってくださったら、こんな素晴らしいことはないと感じて作業療法士を志しました。
利用者さまの困難をどうすれば軽減できるのか
藤原:看護師の三島の紹介で、入社前に2度訪問看護に同行してくださいましたね。
廣末:三島さんは前職で勤務していた病院の元同僚で、職場が変わっても連絡を取り合っていたんです。それで「ともにで働いてみないか」と声をかけてもらって。訪問看護に同行させてもらったときは、在宅医療への熱意を感じましたね。
藤原:三島もとても強い思いのある看護師ですよね。廣末さんと話が合いそうです
廣末:これまでは病院でのリハビリを担当してきたのでご自宅での看護は初めてだったのですが、本当にやりがいのある仕事なんだなと感じました。三島さんを見ていると、楽しそうだとも感じたんです。
藤原:入社してしばらく経ちましたが、一人で訪問することには慣れましたか?
廣末:周りの皆さんのサポートもあって、仕事自体にはすぐに慣れることができました。ただ病院のように来ていただくのではなく、利用者さまのご自宅に入れていただくことは今でも緊張します。
藤原:病院には便利な介護用具も備わっているし、いろいろ勝手が違いますよね。
廣末:そうですね。ただご自宅であるからこそ、直接的に生活で感じる困難を軽減できることはとても大きな魅力なんです。
藤原:なるほど。廣末さんはこれまでたくさんの利用者さまに関わってきたと思うのですが、印象に残っている利用者さまはいらっしゃいますか?
廣末:男性の利用者さまで、リハビリを受けて仕事に復帰できるかどうかの試験を受けられた方がいらっしゃったんです。残念ながら試験には合格することができなかったんですけど…。
藤原:仕方がないことではありますが、支援する全ての利用者さまが元の状態まで回復されるわけではないから、残念なこともありますよね。
廣末:そうなんです。でもその方の奥様が「残念だけど、私はあなたと過ごせる時間が増えたからよかったと思う」とおっしゃって。
藤原:介護の負担が最も大きいご家族が、その言葉を言えるってすごいことですよね。
廣末:そうなんです。きっとそんな思いでそばにいてくださる奥様がいらっしゃるから、利用者さまはここまでリハビリをがんばれたんだろうなと思いました。私たちはご家族にはなれませんが、心も支えられる支援者になれたらとは思いますね。
藤原:介護は人と人との関わりですから、わたしたちもいつも真ん中に心があることを忘れないでいたいですね。
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