(写真)左から、介護の藤原・看護の三島・居宅の谷口
ともにには現在、訪問介護・訪問看護・居宅介護の3つの事業所があります。
3つが一緒にあることも珍しいのですが、ともにの強みは3事業の連携がとてもうまくいっているところ。
そこで今回は各事業所の管理者が、スムーズな連携のために心がけていることを話しました。
「仲がいい」から実現できたこと
藤原:スタッフの仲がいいということはこれまでも話してきたのですが、利用者さまごとにメッセージグループを作って、関わるスタッフみんなが情報共有できていることは役に立っていますよね。
谷口:一人の利用者さまでも午前中は看護師が、午後からはヘルパーが訪問することがあって。ケアマネジャーを介さなくても、「朝の様子がどうだったか、次の日に配慮してほしいことは何か」など、すぐに話ができています。
三島:訪問の時間は限られているので、事前に利用者さまのことが知れるのは本当にありがたいです。
谷口:情報共有は他事業所ともスムーズなんですが、「ちょっとした配慮」が連携をよりスムーズにしていると感じています。
三島:具体的な話をすると、足浴をする利用者さまがいらっしゃって。その方のお住まいはお湯が少しずつしか沸かせないので、お湯を沸かしているうちに時間がたってしまうことが悩みだったんです。
藤原:それを看護師から聞いたので、先に訪問しているヘルパーが何回分かのお湯をあたためておくようにしたんですよね。
三島:訪問したらすぐ足浴ができるので、体の状態を見る時間や、利用者さまとお話する時間が充実しました。
利用者さまに最適なプランで介護や看護を実施
谷口:同じ事業所内で一歩踏み込んだ話ができるので、利用者さまに最適なプランについて、担当の看護師やヘルパーに気軽に相談できるのも助かっています。
藤原:ご家族が理想としているサービスと、利用者さまが求めているサービスはちがうことがよくありますよね。たとえばご家族がヘルパーに入浴させてもらいたいと思っていても、利用者さまが嫌がることはよくあります。
三島:病院ならいろんな看護師が声かけをして、「いけそう!」と思ったタイミングでさっとお風呂に案内するのですが、訪問だと時間もスタッフも決まっているから難しいですよね。
谷口:介護プランを変更するのはとても大変なんです。「入浴させてほしい」というご家族の要望を受けて担当者が集まって会議をしてプランを変更しても、利用者さまが「イヤだ」と言われてサービスを利用しなければ、改めてプランをやめるための会議をしなければいけなくて。
藤原:ともにだと、利用者さまが信頼しているリハビリのスタッフや看護師に「お風呂をイヤがってるんだけど、声をかけてみてくれる?」と気軽に頼んでおけるんですよね。
谷口:ケアマネジャーも訪問のときに「ヘルパーの○○さん上手だから、お風呂入ってみない?」と少しずつ話をして。
藤原:関係するスタッフ同士で目標が共有できているので、全員がブレないんですよね。
三島:利用者さまも自然に「そしたらやってみようか」と言いだしやすいみたいです。
藤原:これからもこのチームワークでがんばっていきましょうね!
ともにでは利用者さまに寄り添い、日々の暮らしをあたたかく支える訪問介護・訪問看護・居宅介護サービスを提供しています。